あれから数日間、あたしは仮病でバイトを休んでる。 もちろん理沙には本当の事を伝えてるんだけど……。 「日和、大丈夫なの?」 ベッドで横になるあたしの頭を優しく撫でながら、彼は問う。 「平気! ちょっと最近お腹の調子が悪いだけだって」 ひなには言えるわけない。 あんな事があったから行きづらい、なんてさ。 セクハラ……されてたなんて恥ずかしくて言えっこないよ!