美術の時。たまたま龍太とは隣だった。 いつも隣だったけど。 あたしが絵の具を使うため水を組にいって席に戻ろうとしたら龍太の友達があたしの席の前で話していた。 あたしは座れなくてその男子の後ろに立っていた。 龍太はそれに気付きその男子に『後ろにいるよ』というサインで手をこっちに向けてその男子をどかしてくれた。