私は自分でもわかるぐらいに顔を真っ赤に染めていた。 「ずるいよっ…そんなこと言うなんて」 「ずるくない。」 いや、海斗はズルイよ…。 こんなにも私をドキドキさせて犯罪だもん。 私が俯いていると、急に顎を持ち上げられてすぐ目の前には……。 海斗がいて、唇が近付いてくる。 その時。 「こらー!体育の準備全然してないだ……」 「「あ。」」