「じゃっ!私、陸上部見学しに行ってくるね」



「うん。私、待ってるね?」



「わかった!じゃあスグに戻ってくるね」




そう言って奈帆は陸上部を見に行ってしまった。





すると、奈帆が出て言った直後に教室のドアが開いた。





「舞子じゃん…。何してんの?」





ドアを開けたのはジャージ姿の海斗だった。




「奈帆、待ってるの」


「ふーん、じゃ友だちが来るまで俺居ていい?」