えりが右腕をギュッと抱きしめて、「こう?」と僕の顔を見ながら言った。 こんなに近くで見るといつも以上に思うけど、えりってホントに可愛いよな。 「どうしたの? そんなにジッーと見て。私の顔に何かついてる?」 「……ううん」 「ちょ、ちょっと……。見すぎだよ。て、照れちゃうじゃん」 照れた表情のえりも可愛い。 一生、独り占めしたい。 「ちょ、な……ん……」 僕達の唇は優しく重なりあう。 優しくキスをした……。