振り返るとお兄ちゃんが居た。

「もぉ、びっくりさせないでよ。」

「ごめん、涼香。」

お兄ちゃんは
申し訳なさそうな顔して謝る。

あたしはその顔に弱い。

きゅん、と切なくなる。