数日後。

涼ちゃんの病状は
日に日に悪くなっていった。

最近は一日中眠っていて、
あたしがお見舞いに行っても
起きてはくれない。

あまりにつまらないので
あたしは涼ちゃんの
ベッドサイドの椅子に腰掛け
静かに眠る涼ちゃんの
頬をつついて遊んでいた。

でもこれといった反応もなし。

規則正しい寝息だけが、
静かな病室に響いていた。