今日は1年目の記念日だった。


だから、2人でゆっくりしたかったのに 。



朝から連れて来られたのは、龍斗が総長の族の溜まり場だった。



絶対今日の事覚えてないんだ。



私は、特別な記念日 ‥



楽しみにしてたのに。



「危ないっ!」


「‥‥‥‥え?」



キキーッ────

  ドンッ ─────