篤也は二人の視線を感じながら、
続けました。




篤也「松岡の力、これからは誰かを護るために、使ってほしいな。おれのこと、助けてくれたみたいに。」




篤也は顔を上げ、松岡に向き直り、
にっこりと笑いました。



その時、
松岡は胸の奥が
熱くなるのを感じました。


『そうか。俺の力は、護るために…。』




松岡「わかった。約束しよう。俺の力は、お前を護るために。殴って、すまなかった。」



篤也「…ん?おれ限定?」




松岡はキョトンとしている篤也を
ムシして、
小嶋に手を差し延べました。




松岡「すまなかった。」



小嶋「…松岡。あーちゃん泣かしたからには、約束破ったらブッ殺すからな!」




小嶋はニヤリと笑うと、
松岡の手をとりました。