そのころ篤也は…




篤也「なにすんの!はなして!どこに連れていく気だ!」




篤也は手首を縛られ、
目隠しをされたまま
三人の男に引っ張られるようにして
歩いていました。




下っ端A「うるせえな。うちの組長ンとこだよ。」



篤也「…なんでおれがそんなところに?」



下っ端B「なんでってお前、吉田組次期総長候補だろ!」



篤也「だから、なんで吉田組次期総長候補だとつれていかれなきゃいけないの!」



下っ端C「…たしかに。」



下っ端A「ばかやろう。うちの総長が用があるから連れて来い、ってだだこねたんだろ。」



下っ端C「そうだっけ?」



篤也「てかあんたら何組?」



下っ端B「知らなかったのかよ!オレたちは西園寺組です!」



篤也「またか!」



下っ端A「またなの!?」