修学旅行★幼なじみと甘いキス

「それなら誰も文句言えねーだろうし、最後は納得できんだろ」


その声にビックリして顔をあげると

シンと静まり返ったこの教室で、ふいに意見を口にしたのは

さっきまで何も言わず、ずっと黙っていたはずの翔。


好きな人同士で組みたいと言っていた三浦さんは、翔の言葉に、一瞬パッと顔を赤らめたように見えると

少しも反論することなく、すぐにコクッと頷きかえしていて…

わたしの胸が、またチクリと痛んだ気がした。


「クジか」

「うん。まぁ、それなら…」

「いんじゃない?それで」


どうしてか
さっきまで何も言わなかったみんなも

翔のたった一言で、やっと興味を持ち始めたかのようにザワめき出す。


そしてこの様子を
今も腕を組んで見ていた先生は、もう何も言わなくて。


しばらくその光景を一人立ち尽くして見ていると、翔が突然こっちを向いて言った。