「…い、今いく」 それが分かった瞬間 わたしは急いでローファーにはきかえると、タタタッと翔がいる所へ走り出していた。 「乗れよ早く」 「う、うん…」 ハァハァと息を切らしながらやって来たわたしに、翔がそっぽを向いたまま言う。 チラ…と横を見ると、 ちょうどそこには二人乗りできるくらいの、小さな荷台スペースがあって… 「……」 なんだか気後れしながらも 一人ふてくされた顔をして待つ翔のすぐ後ろを、おそるおそるまたぐようにして座った。