修学旅行★幼なじみと甘いキス


「た、助かった……」



…そ、そういえば今思い出したけど
翔のお母さんて、実は昔からものすごいパワフルで勢いのある人だったなぁ……。
(…しかもじゃっかん、あの春野先生とかぶって見えるような;)


「……」

(……ん?)


翔のお母さんは一階へと下りていき、再びシンとなったこの部屋でそんな事をヒヤヒヤ思っていると
何やらすぐ隣であの翔が一人ブツくされている事に気がつく。


「……チッ、(くっそ、おふくろのやつ…まじ空気読めだし;今夜は家帰ってくんの遅かったんじゃねーのかよ)」

「……」


あらかじめ家の人が帰宅してくる時間も、実はちゃっかり想定内に入れていたのか
横でガックリと肩を落とす翔。

そのままズーン…とうなだれる翔に、わたしはさり気なく自分の手を差し出していた。