修学旅行★幼なじみと甘いキス

「…っ!?」

「別に、うまくなんか出来なくたっていーし…。
つーかそもそも逆に経験あるっつう方がイヤなんだけど」

「……」

「しらねーよ?マジで。止まんなくなっても」


そういう翔もガマンの限界なのか
今にも余裕のないような、切らした声をしてる。

そんな翔を前に、わたしはまた自分の顔がカァッ…と赤くなるのを感じながら、
こらえきれず自分もとっさにギュウッ…とその背中に抱きつくと、精一杯うなずいた。



「っ、うん…っ」



それでもいい。

今はただ翔と、一緒になりたい…――






「――…んっ、」


天井の明かりもほとんど消して

ほんのり薄暗い部屋の中
ベッドの上では、上半身裸になった翔の姿だけがぼんやりと映って見える。


しばらくの間、お互い何も言わず見つめ合っていたあと
ふいに翔の手が触れて、思わずピクンと目を押しつぶった。


「怖いか?」

「…へ、いき」


緊張をこらえるようにキュッと翔の背中にしがみつく。

すると翔が優しく抱きかかえてくれた。


「…加奈子」

「…///」


暗がりの中、耳元でソッと低く囁いた翔の声に、心臓がドキドキと高鳴る。


でも不思議と怖い気持ちは感じなくて。

まるで全部をゆだねるように、ふっと瞳を閉じた。



「加奈…加奈子」

「……っ」


ドキン、ドキン…


あぁ
とうとうわたし、翔と…――