「!?加奈子、何やって…」
「い、いいよ…、しても。しよう」
「…は?」
とつぜん引き止めるなり
顔を真っ赤にして俯いたまま、なぜか唐突にも大胆なことを言い始めたわたしに、
こっちを振り向いた翔が逆に度肝を抜かれたようにポカンと口を開ける。
「は…、い、いきなり何言っちゃってんのおまえ。つうか今さっきダメだっつったばっかじゃ…」
「だ、だって!知らなかったんだもん!翔がそこまでしてわたしのこと見ててくれたなんて…」
「……」
「わ、わたしこうゆうの全然…一回もしたことなくて、その…よく分かんないし、うまく出来ないかもしれないけど…。
翔が喜んでくれるなら、そうしたいから…」
「―――」
自分でも今もの凄いこと口にしてるって思う。
けど、昔からあんなに頑張ってきたサッカーよりも
こんなわたしのこと、選んで追いかけてきてくれた翔を思ったら
胸の奥がキュッてしめつけられそうになって、どうすればいいのか分かんなくて…。
とにかく恥ずかしいとか怖いっていう気持ちよりもまず先に
何か少しでも、今こんな自分にできる事があるなら何でもしてあげたい、包み込みたいって
そう思ったんだ……。
「……っ」
「……」
ドキン、ドキン…
しばらくの間、なんともいえない沈黙が流れる。
それでも翔に行ってもらいたくなくて、つかんだ服のすそをグッときつく握りしめたまま…
ひたすら必死に緊張をこらえていると
ふいに肩へ手をまわした翔がそのままギュウッ…と力強く抱き寄せてきた。
「い、いいよ…、しても。しよう」
「…は?」
とつぜん引き止めるなり
顔を真っ赤にして俯いたまま、なぜか唐突にも大胆なことを言い始めたわたしに、
こっちを振り向いた翔が逆に度肝を抜かれたようにポカンと口を開ける。
「は…、い、いきなり何言っちゃってんのおまえ。つうか今さっきダメだっつったばっかじゃ…」
「だ、だって!知らなかったんだもん!翔がそこまでしてわたしのこと見ててくれたなんて…」
「……」
「わ、わたしこうゆうの全然…一回もしたことなくて、その…よく分かんないし、うまく出来ないかもしれないけど…。
翔が喜んでくれるなら、そうしたいから…」
「―――」
自分でも今もの凄いこと口にしてるって思う。
けど、昔からあんなに頑張ってきたサッカーよりも
こんなわたしのこと、選んで追いかけてきてくれた翔を思ったら
胸の奥がキュッてしめつけられそうになって、どうすればいいのか分かんなくて…。
とにかく恥ずかしいとか怖いっていう気持ちよりもまず先に
何か少しでも、今こんな自分にできる事があるなら何でもしてあげたい、包み込みたいって
そう思ったんだ……。
「……っ」
「……」
ドキン、ドキン…
しばらくの間、なんともいえない沈黙が流れる。
それでも翔に行ってもらいたくなくて、つかんだ服のすそをグッときつく握りしめたまま…
ひたすら必死に緊張をこらえていると
ふいに肩へ手をまわした翔がそのままギュウッ…と力強く抱き寄せてきた。



