「二点で合計1660円でーす」 ――視線の先では レジに並んで二人分のマグカップを購入している翔。 その様子を、わたしは離れた場所からひとりソワソワとして見つめながら…ぼんやりと思う。 “俺が加奈子の彼氏になれた記念だっつの” …そっ、か。そうだったんだ。 この3日間、考えもしなかった事がいっぺんにたくさん起こって そんなこと改まって考える余裕もなかったけど 翔は今わたしの…彼氏なんだ “彼氏…”