「っ?翔…」
「ワリ…。
自分から、んなこと事しといてなんだけど、
実は俺…いま三浦と付き合ってる」
「……」
「おまえのこと、簡単に忘れられるはずねーことくらい本心は自分が1番スゲー分かってたのに
知ってて三浦からの告白のんで、けど結局やっぱ忘れらんなくてあっさり加奈子選んで…。
すごいサイテーなことしてるって分かってっけど…、
でもやっぱ俺には加奈子が必要で、おまえじゃなきゃムリだから。
明日、出発前に三浦と直接会ってこのこと全部ちゃんと話す」
俺なりにちゃんとケジメ、つけねーと…
そう言って
わたしから名残惜しそうに手を離したかと思うと
目をフイとそらして黙り込んでしまった翔に
不安になったわたしは、とっさにベッドから体をムク…と起きあがらせる。
「翔……」
「……」
あ…
“実はね、あたし
翔と付き合うことになったの”
そっか…
わたしってば、何を勘違いしていたんだろう。
お互いやっと素直になれて
もう何も不安になることなんてないんだって思ったけど……
――翔は今、三浦さんと付き合ってる。
“だって、高橋さんは翔のこと
別になんとも思ってないんでしょ?”
自分、最低だ…
翔が三浦さんと付き合いだしたこと知ってたのに。
三浦さんだって
わたしが翔のこと何とも思ってないって確信したからこそ、あのあとはっきり気持ち伝えたはずなのに。
ささいなことからすれ違ってしまった結果だとしても
わたしの取ってした行動は、しょせん独りよがりなことに変わりない…。
「……うん。そ、だよね。わかった」
「……」
……でも
いまさらもう自分の気持ちにウソつけない。
二度とごまかしたくないんだ。
だから今はとにかく信じたい。
信じよう。
自分たちだけが幸せになるような、そんな都合のイイ未来じゃなくて
わたしと翔が一緒になれたことで、周りの人たち全員も巡り巡って
いつのまにか結果的に、前よりももっと皆が幸せになれるような、そんな未来を。
それこそ自分勝手で都合良すぎるかな
でも、こうするしか方法が分からないから…
「…もうこんな時間、なっちゃったね。先生たち、怒ってるかな」
「……」
だから例えそれでもし、翔と上手くいかなくなっても
一緒になれなくなってしまったとしても。
わたしはもう後悔しない。
今夜だけでも、ちゃんと気持ちが通じ合えたことで十分だから。
そう思えたらすごく安心して、わたしはベッドから立ち上がると、
翔の手をぎゅっと握り、めいっぱいの笑顔を向けて言う。
「戻ろっか。わたしたちも」
「……。あぁ」
だから大丈夫。
――きっと、大丈夫だよ。
「ワリ…。
自分から、んなこと事しといてなんだけど、
実は俺…いま三浦と付き合ってる」
「……」
「おまえのこと、簡単に忘れられるはずねーことくらい本心は自分が1番スゲー分かってたのに
知ってて三浦からの告白のんで、けど結局やっぱ忘れらんなくてあっさり加奈子選んで…。
すごいサイテーなことしてるって分かってっけど…、
でもやっぱ俺には加奈子が必要で、おまえじゃなきゃムリだから。
明日、出発前に三浦と直接会ってこのこと全部ちゃんと話す」
俺なりにちゃんとケジメ、つけねーと…
そう言って
わたしから名残惜しそうに手を離したかと思うと
目をフイとそらして黙り込んでしまった翔に
不安になったわたしは、とっさにベッドから体をムク…と起きあがらせる。
「翔……」
「……」
あ…
“実はね、あたし
翔と付き合うことになったの”
そっか…
わたしってば、何を勘違いしていたんだろう。
お互いやっと素直になれて
もう何も不安になることなんてないんだって思ったけど……
――翔は今、三浦さんと付き合ってる。
“だって、高橋さんは翔のこと
別になんとも思ってないんでしょ?”
自分、最低だ…
翔が三浦さんと付き合いだしたこと知ってたのに。
三浦さんだって
わたしが翔のこと何とも思ってないって確信したからこそ、あのあとはっきり気持ち伝えたはずなのに。
ささいなことからすれ違ってしまった結果だとしても
わたしの取ってした行動は、しょせん独りよがりなことに変わりない…。
「……うん。そ、だよね。わかった」
「……」
……でも
いまさらもう自分の気持ちにウソつけない。
二度とごまかしたくないんだ。
だから今はとにかく信じたい。
信じよう。
自分たちだけが幸せになるような、そんな都合のイイ未来じゃなくて
わたしと翔が一緒になれたことで、周りの人たち全員も巡り巡って
いつのまにか結果的に、前よりももっと皆が幸せになれるような、そんな未来を。
それこそ自分勝手で都合良すぎるかな
でも、こうするしか方法が分からないから…
「…もうこんな時間、なっちゃったね。先生たち、怒ってるかな」
「……」
だから例えそれでもし、翔と上手くいかなくなっても
一緒になれなくなってしまったとしても。
わたしはもう後悔しない。
今夜だけでも、ちゃんと気持ちが通じ合えたことで十分だから。
そう思えたらすごく安心して、わたしはベッドから立ち上がると、
翔の手をぎゅっと握り、めいっぱいの笑顔を向けて言う。
「戻ろっか。わたしたちも」
「……。あぁ」
だから大丈夫。
――きっと、大丈夫だよ。



