修学旅行★幼なじみと甘いキス

「ん!それ。実は俺もスッゲー気になってた」

「俺も俺も!」

「つか高橋ちゃんさ、ここだけの話し翔とどうなん?やっぱ付き合ってんの?」


すると今の会話を偶然耳にした男子たちまで、
「あっ」と思い出したように、持っていたおハシをこっちへ向けたまま話しに加わってきた。


そのまま一気に全員の目がわたしの方へと向けられ
何も知らない勇樹くんが顔をしかめる。


「は?昨日って?」

「へ?勇樹たち知らねぇの?
…昨日俺らが見回りから隠れてっときさ、見ちゃったんだよ。
ひとつ布団の下で、翔と高橋ちゃんが仲良く抱き合ってんの♪」



――ドクン


キャッ
ついに言っちった♪


ヒューヒュー♪

いやぁ青春だねぇ


あぁ俺も彼女ほしー

俺もなぐさめられてぇ


ちょっと男子たちってばキモい!

ほんっと、さいってー



「えっ…?!い、今のそれホントなの…?加奈子!?」



気がつくとたちまち周りは昨晩の話題で持ちきりになり

そのことを今初めて耳にしたあさみちゃん達はただただ唖然としてる。



「……」



ドクン、ドクン…



“やっぱり、悩むよな。あんなこと言われたら”



いや

やめて……


直哉くんもいるのに。


焦って、とっさに向こうのテーブルへ目を向けたものの
直哉くんは何も言わず、ただ黙ってうつむいてる。