「いやいやいきなりごめんねぇ仲良く食べてっとこ、ジャマしちゃって」
「ども~!俺ら2班の男っすー」
「奇遇だねぇ」
「ちょうど俺らもここのラーメン屋にしようっつってたわけよ」
「このさい一緒に食わね?♪」
そう言って
これはいったい何の運命なのか
この時ちょうど空いた横のテーブル席へゾロゾロ集まって来たかと思うと
わたしたちが居るテーブルとテーブルとを、
なぜか突然ガタガタと大きな音を立ててくっつけ始めた男子たち。
「え、なになに?どういうこと~?」
「なんか勇樹たちも来てるっぽい!」
「てゆうかあそこにいるの、1班だよね?」
しかもその後ろでは
どこか驚いた表情でわたしたちのいる方を指差す、同じ2班の女の子たちや健くん、…翔の姿もいて。
―このときほんの一瞬、
こっちを見た気がした翔に、わたしは思わずバッ!と自分の顔を背けた。
「(コソ…)な、なんだかいきなり予想外?な展開だぁ、ね加奈子?;」
「……」
「……加奈子?」
あまりの動揺で、そのまま黙りこんでしまったわたしに
あさみちゃんはキョトンとしてる。
「……っ」
ギュッ…
“待ってる!”
“!”
“加奈子からの返事、ずっと待ってっから!”
…なんで?
なんで今このときに会っちゃうの?
あれからまだ一言も返事、してないのに……。
「つーかそれ何?とんこつ?」
「おう」
「あぁまじでイイ匂いすんだけどー」
「腹へったー;」
そうこう焦っているうちにも
すぐ横のテーブルでは、ドカドカと腰をおろし始める男子たちを前に
わたしは一人顔を青くしていると
ふいに後ろからちょんちょん、と音がして
誰かに肩をつつかれた。



