「あ」
「…へっ?誰かいんの?」
その瞬間、「あれっ」と言う誰かの指差すような声がしたのと同時に
出入口の方が何やらヒソッとザワめいて。
先に店内で食事していたわたし達も
おハシを口にしたまま何気なく後ろを振り返る。
「あぁー!」
「おおーっ!?」
「あっれェ!?勇樹たちじゃん!なになに?!おまえらもここ来てたん?」
“――誰かと思ったら、高橋ちゃんじゃん!なになにいつの間に来てたの?!”
でもそこでわたしが目にしたのはなんと、
昨晩あの304号室で見た顔ぶれとほぼ同じ2班のメンバーで。
こっちに気づいて興奮したような声をあげるその光景に
思わずわたしの心臓がドクンと音を立てた。



