「さっきから近くで騒ぎ声がすると思えば…
消灯時間はもうとっくに過ぎたはずだろう!こんな夜中に何をウロウロしてる?」
まるで尋問するかのような荒々しい口調にドキリして
思わずバッ!と後ろを見ると
そこにはついさっきまで、わたしたちが歩いてきた場所から
どこか大柄な雰囲気をした男の人が
今もわたしたちに懐中電灯を向けたまま、ズカズカとこっちへ近づいてくる。
「む?!…さてはおまえ達、うちの高校の生徒だな?何組だ!?」
「!?」
とっさに手を顔の前に出し、何とかして見つかるのを防ごうとしたものの
さらに大きな怒鳴り声をあげたその人は
持っていたライトを上下に振りかざしながら、ものすごい勢いで向かってくる。
「そこ!待ちなさい!」
「!?」
…っみ、見回りの先生だ…
どうしよう…!?
「加奈子こっち来い!!」
一気に頭の中がパニックになってひとりオロオロしていると
前にいた翔が突然、わたしの腕をガッ!と掴む。
そして手を引かれるまま近くの階段へと逃げ込み、
翔といっしょにそのままダダダッ…!と無我夢中で一階のあいだを駆け降りる。
「ハァッ、ハァッ……ちょっと、待っ」
ようやく降り切った時にはもう
すでにわたしの呼吸はゼェゼェと上がり、もうろうとする意識の中……
すぐ目の前を全速力で走っていた翔がとっさに、ある部屋の入口へ手を伸ばす。
そのまま勢いよく襖の取っ手をこじ開け、中へ入ろうとする翔を前に
その部屋の真上にかざ立ててあったプレートの数字はなんと
『304』で…
「おわっ…?何ビビったっ…て、おい翔…どこ行ってたんだよ?
つか今ちょうど見回りが来てっらしいから早く布団かぶれって…」
――女!?
すぐ後ろで、ビックリしたような健くんの声がしたと同時に
グンッ!と勢いよく腕を引っぱられ、布団の中へ入った。
消灯時間はもうとっくに過ぎたはずだろう!こんな夜中に何をウロウロしてる?」
まるで尋問するかのような荒々しい口調にドキリして
思わずバッ!と後ろを見ると
そこにはついさっきまで、わたしたちが歩いてきた場所から
どこか大柄な雰囲気をした男の人が
今もわたしたちに懐中電灯を向けたまま、ズカズカとこっちへ近づいてくる。
「む?!…さてはおまえ達、うちの高校の生徒だな?何組だ!?」
「!?」
とっさに手を顔の前に出し、何とかして見つかるのを防ごうとしたものの
さらに大きな怒鳴り声をあげたその人は
持っていたライトを上下に振りかざしながら、ものすごい勢いで向かってくる。
「そこ!待ちなさい!」
「!?」
…っみ、見回りの先生だ…
どうしよう…!?
「加奈子こっち来い!!」
一気に頭の中がパニックになってひとりオロオロしていると
前にいた翔が突然、わたしの腕をガッ!と掴む。
そして手を引かれるまま近くの階段へと逃げ込み、
翔といっしょにそのままダダダッ…!と無我夢中で一階のあいだを駆け降りる。
「ハァッ、ハァッ……ちょっと、待っ」
ようやく降り切った時にはもう
すでにわたしの呼吸はゼェゼェと上がり、もうろうとする意識の中……
すぐ目の前を全速力で走っていた翔がとっさに、ある部屋の入口へ手を伸ばす。
そのまま勢いよく襖の取っ手をこじ開け、中へ入ろうとする翔を前に
その部屋の真上にかざ立ててあったプレートの数字はなんと
『304』で…
「おわっ…?何ビビったっ…て、おい翔…どこ行ってたんだよ?
つか今ちょうど見回りが来てっらしいから早く布団かぶれって…」
――女!?
すぐ後ろで、ビックリしたような健くんの声がしたと同時に
グンッ!と勢いよく腕を引っぱられ、布団の中へ入った。



