普通気づくだろ!
言うだけ言って、あとは一人ハァハァと息を荒げる翔に
わたしの頭はますます混乱する。
「え…き、気づかないって…?
ど、どういうこと;?いきなり何言って…」
「っだーーッ!もう!んだよマジで。ほんっとイラつく!」
「…っ!? ご…ごめ」
「くっそ…、こんだけ言って更にまだ俺の言ってる意味わかってねーとか。
ったく…、あ゛ーもういい。
この際だから今お前にはっきり言う!」
「…―――」
「……俺は、おまえが…!!」
「――そこで何をしている!」
「!!」
心なしか、いつになく顔を真っ赤に染めた翔が
その言葉の先を、必死で伝えようと口を動かしかけた…その時、
突然――人の声がして
どこからか向けられた懐中電灯の光がバッ!とわたし達二人をまぶしく照らす。



