修学旅行★幼なじみと甘いキス

「……っ!」

「大体、わたしがいつどこで、誰と会って、何を話そうが
そんなのわたしの勝手でしょ…っ?
どーしてそんなことまで、翔にあれこれ説明して一方的に責められなくちゃいけないのっ?」


最終的に、あの翔を今誤解させてしまうような形になって
そのことに関しては確かにわたしが悪かったと思う。

申し訳なかったとも思ってる。


でも、だからって
わたしと翔はただの幼なじみなだけであって
別にそれ以上の関係でも何でもない。

それなのにお互い、詮索していいことにも限度があるでしょう?


「…っもしかしたら翔なりにわたしのことを気遣って言ってくれてるのかもしれない…。
でも、わたしは今それなりに楽しくやってる。
翔が部屋にやって来るまで、本当はみんなで楽しくやってたの…」

「……」


“詩織と加奈子も一緒にやろーよ!”

“気をつけて行ってくる”


そのことを口にしたら
とたんにさっきまで一緒にいたあさみちゃんたちの顔や、
直哉くんのことを思い出して。


わたしの目からはまた大粒の涙がこれでもかってくらい、あふれてくる。


そのまましばらくグスグスと一人泣きじゃくりながら
わたしは腕でググッ…と頬に垂れた涙をぬぐった。