《い、行けないって…?え、どしたの?もしかして何かあっ…》

「ほんとにごめん!
とにかく今日は先に帰る」

《えっ…ちょ…
加奈子…――!?》



“大キライなんだよ”



やっとの思いでそう伝えて

あさみちゃんの話もほとんど聞かず
ムリやり電源を切って、ケータイを押し込むと

わたしは泣きながら学校を飛び出していった。