「―奈子!」 大体 なんでわたしはさっきから翔のこと、いちいち気にしたりなんかしてんだろう。 別に、関係ないじゃんか…。 ていうか、わたし この高校に来てからずっと 翔のことばっか考えてる気が…… 「加奈子!名前!呼ばれてるっ」 「へっ?」 そこまで思いかけたとき 突然隣からあさみちゃんの小さく叫ぶ声がして気の抜けた返事をしてしまう。 ビックリして顔をあげると クラス名簿片手に 険しいオーラを、かもし出した先生が一言こうつぶやいた。