修学旅行★幼なじみと甘いキス

「いいな~向こうの班。なんか、楽しげ」

「うん、だよねぇ」


いつの間にか、この高校でもクラスの中心的存在になっていた翔と

明るくムードメーカーな雰囲気の三浦さんは、教室の中でもひときわ目立っていて。


翔の友達ともすぐに話が合い、はしゃいでいる様子を

違う班だった女の子たちが、遠くからうらやましそうに見ていた。


「俺ね、健っつーの。タケちゃんて呼んでやって」

「あはは。タケちゃん♪」

「んでこいつは翔。可愛げのないヤツだけどよろしくしてね」


―わァ翔くん、かっこいー!よろしくねー!


2班の女の子たちも、翔のことを…好き、とまではいかなくても

気になってはいる、と思う。

昔から、翔は不特定多数の女の子たちにモテていたから、分かる…。


翔だってきっと、気づいてるよね…?



「ってかすごいね、あそこの2班。もうあんな盛り上がってる」

「うん。なんかみんなお似合いって感じ。…ってあれ?加奈子?」


―どうしたの?



さっきまであさみちゃん達と話をしていたときは、全然気にならなかったはずなのに

翔が三浦さんたちと一緒だったと分かった途端、急に冷静でいられなくなって。


向こうから気づかれないよう、わたしはおそるおそる今も窓側に集まっている翔のことを見る。


でもそこで見た光景は、自分が考えていたものとまるで違い


わたしは目を見開いた。