修学旅行★幼なじみと甘いキス

「あたしと詩織ね。小学校から一緒なんだ」

「えっ、そうなの?」

「うん。だから元中も一緒。加奈子は?どこ中出身?」


“わたしは、南中……”


―お互い、知り合ってから間もないのに

それでも二人が気さくに話しかけてくれるのが嬉しくて。

わたしも不思議と物怖じせず話すことが出来る。


お互いのことや、中学のときの話を聞いていくうち

少しずつ、二人のことが分かってきた。


“へぇー!南中なんだー!じゃあ結構ここから遠いね!”

“そういえば南中って去年サッカー部が全国大会優勝したんだよね。
その中にずば抜けて上手い人がいたって、クラスの人から聞いたことある”


大きな瞳でクルクルと表情を変えながら
楽しそうに話すあさみちゃんは

上に結わいたお団子頭が似合ってて、笑ったときに出来るエクボがすごく可愛い。


詩織ちゃんは、わたしと同い年なのにものすごく落ち着いてて

ときおり揺れるサラサラの黒髪ストレートが凜とした美人さを、より引き立ててると思った。


同じ班の男子たちは、あんまり自分のことを喋らなくてクールな感じがしたけど

でも、決して怖い人たちってわけではないみたいで

わたしはホッと胸をなでおろす。