月光ロマンス



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「……………あらぁ?
ごめんなさい、かかっちゃった?」



………最悪も最悪。
ストレスにより睡眠不足になったため一時間目から夢の世界へと旅立ったのだが、まさか冷たい水が上から降ってくるとは思わなかった。
おかげで目覚めは最悪だ。




「…………あぁーあ。
また洗濯しないと。」



わざと自分の周りを囲んでいた奴らにかかるようにブレザーのジャケットをバサバサと振り回す。



「キャッ、何すんのよ!」


「かかっちゃったじゃない!」


キーキーと女子が喚く。
………むしろこっちが言いたい。



が、こんなことにはすでに慣れきっていた私は無理やり私の前を立つ女子を押しのいて、教室を後にした。