「救急車が来たぞ!」 誰かが叫ぶ。 だけど、あたしにはそんな声も耳に入っていない。 「樹くん!!あたしたちっ…まだ仲直りしてないじゃん……嫌だよ……樹くんっ……大好きだよっ……」 きっとバチが当たったんだ―… ごめんなさい… 樹くん… これからはワガママも言ったりしない。 今日みたいに、いきなり家を飛び出したりしない… きっと樹くんは、あたしを探しに来てくれたんだ。 あたしを探しに来たせいで、事故に遭うなんて… 全部、全部あたしのせいだ…