必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》




蓮さんの会社に到着して、受付のお姉さんに蓮さんを呼び出してもらう。


すると5分も経たないうちに蓮さんがエレベーターから降りてきて周囲を見渡し、私と目が合うとふわりと微笑むと、私の胸は痛いくらいに高鳴った。




仕事中の蓮さんを初めて目にした。

その姿はいつも以上に魅力的で。

仕事の出来る人として神秘的な自信に満ち溢れている。

受付嬢や会社に出入りしている女性皆が蓮さんに視線を囚われている。





その刹那、私の心の中に現れたこの気持ちは――――