必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》




『望ー?』


再度名前を呼ばれ我に返った。

『・・あっ。はい!わかりました!』


最寄り駅と会社までの道を教えてもらい電話を切って、暫しの放心状態ーー。



急いで行かなくてはいけないのに驚き過ぎて体が動かない。



その放心状態から何とか解放されると慌てて用意を済ませ、頼まれた封筒を皺にならないように大きめのバックに慎重仕舞うと急いで駅に向かった。