必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》




『はい!会社に持って行きますね!・・あっ!!!蓮さん!私、蓮さんの会社の名前もどこにあるのかすら知りません!』


そうだった。
とても重大な事を忘れていた。


初めて出会ったあの日、この家に蓮さんに連れて来られて何となく思った事だったけど聞けなかった事だ。



『ああ。言ってなかったっけ?“武元コーポレーション”って知ってる?』


『はい。・・えっ?武元コーポレーション??あの武元コーポレーションですか?』


『そう。』


『蓮さんとたまたま同じ苗字なんですか?』


『たまたまっつーか、俺の親父の会社。』


さも当たり前みたいに。

だけど途轍もない爆弾発言をした。


『・・・・・』


開いた口が塞がらない。



人間驚くと開いた口が塞がらないっていうのは本当だったんだな。と、驚いて口が全開に開いてるのに妙に冷静な事を思ったり出来る。