『俺から二度と離れるな・・・ーーー』 そう言いながら少し離れると、そっと私の頬に手を添えた。 そして繊細な硝子細工を扱うかのように優しく優しくまた抱きしめられる。 まるで神経がそこから通っているかの様に触れられている部分からどんどんと熱を帯びていき――― 『・・はい。』 思考回路が停止していくなか、そう答えるだけで精一杯で。