目の前に聳え立つバカでかい家の表札の名前に開いた口が塞がらない。
何度も何度ももらった地図と武元と書かれた表札を見比べて確認したから間違いない・・・
意を決して自分でもわかるくらいに震える手でチャイムを押した
―― ピンポ〜ン♪ ――
自分の緊張とは裏腹に軽やかなチャイムがなる
『・・はい。』
チャイムを押して少しして、怠そうにいつもより低い声で話す翔太君が出た。
『・・・・・・・・あっ!あの、私、武元君と同じクラスの佐々木と申します。・・武元君のお見舞いに来ました。』
あまりの緊張で声が出ず少し黙ってしまって。
『・・・・・』
『・・あの・・』
ガチャッ
『えっ?』
嘘・・・・

