午前中のスケジュールを終えてランチを胃に入れる頃には、明らかに昼食と呼ばれる時間を超えていた。 重苦しい体に溜め息をつけば、若くないわね、なんて自嘲する。 そういえば、 もうすぐ彼女の誕生日。 今年も一人であのただっ広い部屋で過ごすのかと思えば、切なくなる。 カゴの中の小鳥なんて言葉がよく似合う。 羽がある事すら知らないのかもしれない、大人びた少女。 そうさせたのは、誰なのか。