『どうした?』 見慣れた客室のドアをパタンと閉めて、部屋に戻った愁哉が私をみつめる。 『どうも、しないわよ』 その冷えた目線を真っ向から受け止める気力など無かった。 『慰める言葉など持ち合わせてない』 単調に放たれた声に苦笑する。 『別に、慰めて欲しい訳じゃないわ。でも、そうね。私を抱く?いいわね、一晩に違う男二人に抱かれるなんて悪くない』 こうなればとことん堕ちていける。 情けなのか、軽蔑なのか、分からない何かで包んでくれれば、一時の安息は掴めたかもしれない。 だけど、