こんな激しい感情無ければ良かったのに。 いつまで時間がたっても結局、あたしが望んだ物は手に入らなかった。 傍にいるだけでは駄目な事だってある。 大原家で開かれたパーティーの日、当然のように愁哉と私には部屋があてがわれて、宿泊を許される。 あたしは感情を捨て切れず、清吾さんを求めた。例え結ばれようとも空虚な感情しか残らないと知っていて。 事実、あたしは女としての身体を使った事で、益々清吾さんから蔑まれているような気がして、何も残らないどころか言い得ない情けなさを味わった。