「泊まってもいいよ。 オレ、1人暮らしだし」 私の気持ちを見透かしたように、 背中からショウの声がした。 なんて答えていいかわかんない。 ………。 「ねぇ、 行くとこないなら、 ウチにいてよ」 それは、 今までの人生で 聞いたことがないくらい 寂しげな声だった。 。