「私も・・・・・・ずっと好きだったの」 搾り出すように声を出す。 私は拓登がいたから救われた。 生きていていいんだって思えた。 生きたいと思った。 「ずっと前から知ってたよ。気付いてた。お前の気持ち」 「嘘・・・・・・」 「お前は俺の気持ちに気付いてなかったみたいだけどな」 「うん・・・・・・」 もう一度キスをした。