幸せそうな顔をしていた。 拓登が 笑ってる。 良かった。 拓登が笑ってるよ。 次の曲が始まると、私は立っていられなくなった。 その場にしゃがみ込み、泣いた。 顔を上げた。 遠くにいる拓登と目が合った。 そんな気がした。