“♪道に迷った子猫が~ 俺を見つめる~♪首についた鈴の音~♪” 優しい歌詞とメロディー。 道に迷った子猫。 首についた鈴の音。 ・・・・・・私? 私の歌? 拍手が公園に響く。 10人以上の人が立ち止まっていた。 拓登の隣の男性は、拓登よりも背が高く体もガッチリしていた。 私の頬には温かい涙が伝っていた。 会えた。 拓登に。