キミがくれた光






ピンクのパーカー。


破れたGパン。


ニット帽。


ギター。


コーヒー。



優しい拓登。





鈴音の寂しさを消してやりたいと・・・・・・


そんな言葉をくれた。





血のつながりもないのに。






拓登は、私のことを大事に大事に……

思ってくれていた。




それなのに、私は一方的にさよならを告げて走り去った。






好きだとも言わず、


言いたいことを何も言えないまま、ただ拓登の前から姿を消した。







ごめんなさい。




純粋な拓登を傷つけた。