そこには誰も入れない。



空白の時間が一瞬で埋まる。





血のつながり。


親子であること。



言葉なんていらないこと。





とにかくうらやましくて、涙が出た。






私とお父さんの間には、たくさんの言葉がいる。




血のつながりはない。








お母さん。




私にはお母さんがいた。



だから私が生まれた。






お母さんのことを思い出すことはあまりなかったけど。




お母さんの温もりとかそんなのを求めたことも


なかったはずだけど。








今は、無性に会いたいです。






お母さん。





私を生んでくれた世界にひとりのお母さん。





お母さんなら、どんな私でも愛してくれますか?