「さよならしよう」




「ん?」





「私はもう必要ない。私もお父さんと仲直りできたし、拓登も新しい一歩踏み出すんだから・・・・・・私達ももうさよならだね」




一瞬寂しそうな顔をした気がした。



でも、すぐに笑顔になる。





「何、言ってんだ?お前は俺の相棒なんだから」




「でも、私がそばにいると拓登はだめになっちゃう気がするよ」




涙・・・・・・我慢しなきゃ。





好きになってしまったことをバレないように。




隠したままさよならしないと、拓登が悲しむじゃん。