「大事なんだろ?綾ちゃんのことが。それなら、いつまでも待っててやれよ!!」
胸の奥が痛い。
私はバカだ。
拓登の言う通り。
大事な大事な親友なんだから、私が待っててあげなきゃいけない。
失いたくないなら、待ってなきゃ。
綾が、私に助けを求めに来た時、私がそこにいなきゃ意味ないもん。
「そうだね。私・・・・・・ほんとにバカだ」
「バカだけど、それが鈴音だから」
今度は、拓登が私をぎゅっと抱きしめた。
「バカだからほっとけねーんだよ、お前は」
ドキドキした。
告白されるんじゃないかって勝手に想像しちゃった。
絶対にありえないのに。

