朝が来なければいい。


ずっとこうしていたい。



この暗い空の下、私と拓登・・・・・・

ふたりだけだったらいいのに。





時々、酔っ払いのおじさんが通るくらいで、ほとんど人は通らない。




誰も私達の存在に気付かない。



私達はちっぽけだ。


ちっぽけ過ぎる。




でも、私にとっての拓登はとても大きな大きな存在で。




拓登にとっても、私の存在がそうであればいいのにと願う。