「俺に抱かれたいなんて思ってねーだろうな?」
「思ってねーよ!バカ!」
嘘。
本当は思った。
拓登に抱かれたい。
初めての相手は、誰よりも大事なあんたがいいんだよ。
「この場所でいいか?ここで朝まで一緒にいてやる。今夜は暖かいから風邪引かねーだろ?」
拓登は、着ていた上着を脱ぎ、私にかけてくれた。
「拓登が風邪引いちゃう」
「そんなお前らしくねーこと言うな!」
拓登の上着を2人で肩にかけて、寄り添って体温を分け合う。
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