「…花梨、もしかしてそんな状況?」 里穂は声のトーンを落とす。あたしは慌てて 「違うよ、違うけど。思っただけ。」 話の流れが全然汲めてない話題を提供したのはあたしだけど、里穂は 「ふーん。まあ、花梨はないと思うけど」 と笑う。 「なんで」 「花梨は駄目だよ。そんな恋愛向いてない。向き合ってくれる人じゃないとやってけない」 里穂は笑ってビールを飲み干した。