乱れる吐息、重なる肌。 冷めた瞳。 なのに、重なる唇は吐息より甘くて、まだ触れてもいないのにそれだけで身体中痺れる。 どんな時でも、この人の感情は読めない。 決して見せない。 知らない事が、 分からない事が、多すぎる。 だけど、触れ合う身体は正直で、 疼く体。 突き抜ける感覚。 「…抱いて下さい」 あたしは小さく言葉を落とす。 求める欲に逆らわない。 何も、考えられない。