春風に乗って

動揺を隠せないまま
レイのクラスに向かう。

あっちの方が早く終わってて
教室にはレイと彼女の姿。
楽しそうに笑う彼女はホントかわいくて(///)
俺、マジ重症。

「あ、やっと来た」

レイの声に彼女が反応する。

「じゃあ、お二人さん。
また明日~♪」

ひらひらと手を振りながら
俺の隣りを横切るレイの腕を掴む。

「レイ?マジいいの?
お前の好きな子じゃねーの?」

「俺、別に女の子に不自由してないし。
オサカナは俺の娘みたいなもんだから。
大切にしねーと…」

「しねーと?」

「ぶっ殺す!!」